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第38回 台湾新総統下でこれから起きること、起きないこと~勝利した頼清徳氏を日本はどう支えていくのか~

台湾で1月13日、総統選挙が行われ、蔡英文政権で副総統を務める頼清徳氏が勝利しました。

ただ、与党・民進党の完全な勝利というにはほど遠く、薄氷の勝利でした。

しかも、同時に行われた立法院(国会に相当)選挙で、民進党は過半数を取ることができず、頼清徳新総統の議会運営が苦難を伴うことになりそうです。

中国は、台湾の親中勢力と組んで台湾の併呑を目指していますが、今後、台湾で何が起きてくるのか、また、何が起きないのか。

そして、隣国の日本は、「台湾有事」という最悪のシナリオを回避するために何をしていく必要があるのでしょう。

産経新聞の矢板明夫・台北支局長が鋭い視点で一歩先を予測していきます。



●ゲストスピーカー:矢板明夫 (産経新聞 台北支局長)

1972年、中国・天津市生まれ。

15歳の時に残留孤児2世として日本に引き揚げた。97年、慶應義塾大学文学部卒業。

同年、松下政経塾に入塾(第18期)、アジア外交が研究テーマ。その後、中国社会科学院日本研究所特別研究員、南開大学非常勤講師を歴任。2002年、中国社会科学院大学院博士課程修了後、産経新聞社に入社。

さいたま総局記者などを経て、07年から中国総局記者。

20年から現職。

著書に『習近平なぜ暴走するのか』(文春文庫)。最新刊は『中国人民解放軍2050年の野望』(ワニブックスPLUS新書)。

 




講師:内藤 泰朗(ないとう やすお)
JAPAN Forward 編集長

英文ニュース・オピニオンサイト「JAPAN Forward」編集長。

青山学院大学物理学科卒業後、1989年に産経新聞社入社。

プノンペン、モスクワ、ロンドンの各特派員のほか、米ジョージワシントン大学ロシア・ユーラシア研究所でフルブライト客員研究員を務めた。

モスクワ駐在中の2005年、産経新聞の連載「日露開戦から100年 第2部 帝国の憂鬱(ゆううつ)」が評価され、ロシアの独立団体、メディアソユーズの「ゴールデン・ワード賞」銀賞を受賞。

ロンドン駐在中の2015年には、神風特攻隊の攻撃で父親を失った英国人が特攻隊員の遺族と対面するまでを追った一連の記事で、英国の外国プレス協会(FPA)「年間報道大賞」を受賞。

著書に「北方領土は泣いている」(共著)など。

1964年3月20日、東京生まれ。1男2女の父。

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