・現代日本人のゲノムから解き明かす日本人の起源

学ぶこと

現代の日本人は、縄文時代から日本に定住する「縄文人」と、のちにアジア大陸から
日本列島に渡来してきた「大陸系アジア人」の混血によって成立したと言われています。
本講座では、講師の専門とする、自然人類学・人類遺伝学・集団遺伝学などの学問的観点から、
日本人の遺伝子情報(ゲノム)をもとにしてルーツを解き明かす研究成果についてご紹介します。


① 導入 自然人類学とはどういう学問なのか
② 人類遺伝学・集団遺伝学の基礎知識
③ 日本人の遺伝子情報(ゲノム)からわかってきた日本人の遺伝的集団構造(地域差)についての研究紹介

*参考図書として下記の本をお読みいただくとより理解が深まります。
人間の本質にせまる科学:自然人類学の挑戦
東京大学出版会 編集:井原泰雄( 東京大学大学院理学系研究科講師)、
梅﨑昌裕( 東京大学大学院医学系研究科教授)、米田 穣( 東京大学総合研究博物館教授)



2021年6月、日経新聞(電子版)に、『渡来人、四国に多かった?ゲノムが明かす日本人ルーツ』 という記事が掲載されました。
*詳しい内容は「日経サイエンス 2021年8月号 特集:ヤポネシア」に掲載されています。
今、科学の進歩に伴い、考古学だけではわからなかったことが解明されつつあります。
ほんの数年前には知り得なかったことが、研究者の努力により解明され、
私たちはそれを知ることができます。
この研究に携わられた渡部裕介先生のによる、最新の知見をお聞きする講座です。

 

【こんな方へおすすめ】

  • 遺伝子情報(ゲノム)研究に興味がある方
  • 日本の古代史に興味がある方
  • 日本人のルーツや自分のルーツに興味がある方
  • 最新の知見を学びたい方
  • 将来、科学者や考古学者を志す中高生




講師:渡部 裕介(わたなべ ゆうすけ)

人類学者。

1991年愛媛県生まれ。

東京大学理学部生物学科(A系)卒業、
同大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。博士(理学)。
国立国際医療研究センターゲノム医科学プロジェクト・特任研究員を経て、
現在は東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻・ゲノム人類学研究室で特任助教。
専門は自然人類学・人類遺伝学。